日本ヒスイ鉱業

硬玉翡翠（こうぎょくひすい）

• 日本の翡翠（ヒスイ）産地の一つでもある新潟県糸魚川市は、世界的にも有名な翡翠の産地です。
  翡翠には、大きく分けて硬玉翡翠と軟玉翡翠と二種類あり、中でも硬玉翡翠が宝石的価値が評価され、世界でも産地が少なく又産出量も少ないことでも知られています。
• 翡翠の原石（新潟県糸魚川市産出）
• 　翡翠の勾玉
• 糸魚川地域の翡翠の歴史は縄文時代まで遡ります。
  当時の国の史跡に指定されている硬玉工房遺跡からは、硬玉翡翠の勾玉や大珠が数多く出土しました。
  このように当地では、越国（こしのくに）と呼ばれた縄文の古代から、翡翠は奴奈川姫（ぬながわひめ）と大国主命（おおくにぬしのみこと）のロマンスを生み、不老長寿の霊力を持つ宝玉として珍重されてまいりました。
  その神秘的な緑色の香は、時代を超えて現代にもその芳香を放っています。
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  左　：ヒスイ峡（新潟県糸魚川市）　　　 右　：奴奈川姫（ヌナガワヒメ）像
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私共の会社では、昭和三十六年に新潟県糸魚川市の私有地にて翡翠の原石を発見し、昭和三十八年より許可を得て採石を初めました。

採石した石を昭和四十年から加工、研磨、製品化。
その当時、糸魚川・青海地域近辺では翡翠研磨・加工をしている者がいなかったため、独自に研磨の研究をし、日本刀の磨ぎを教わり、それを仕上げに使いました。

国産有数の翡翠の産地である糸魚川・青海地域の天然硬玉翡翠は、大変貴重な鉱物資源として小滝ヒスイ峡・青海川ヒスイ峡の翡翠が国から天然記念物の指定を受けて、採掘出来なくなっております。又、糸魚川市は日本初の「世界ジオパーク」の認定を受けました。
大自然の長久なる年月の賜物に感謝しつつ、その美しい天然翡翠の製品を大切に使って下さる皆様のもとへお届けできたら幸いです。

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